「残酷号事件」発売
上遠野浩平の事件シリーズ*1の最新刊*2「残酷号事件」が書店に入荷していたので読む。(買わずに…)
(ここからネタバレ・反転してます)
「禁涙境事件」に華々しく登場した怪人『残酷号』vs同作にほぼ名前だけの登場だった『謎の軍団』の戦い。
かと思いきや残酷号を作り、更にそれを超える怪人を作ろうとする『黒幕』との対決譚であり、なおかつその黒幕さえもが更に一枚上手を行く人物の掌の上で遊ばされていただけでした。言う話。
主な登場人物が冒頭にほぼ全て登場していたというに、黒幕ばかりが目を引いて真の黒幕には気付けず。つかこれもうミステリーでないし冒険譚だしそれ問題なし。
(ここまでネタバレ)
テンポよくサクサク読め、きっちり気持ちよく終わる。ライトノベルらしいライトノベルでした。
不満は絵師が金子氏から別人になったことと…4年はちと長いんでないかい? 言うことぐらいかな。
もし時間とお金に余裕があるなら、1巻から読み直すと更にイイと思うよ。私はやんないけど(ぉぃ)